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サプリ・健康食品の広告表現ガイド【NG・OK例】薬機法・景表法・健康増進法

更新:2026年10月20日監修:株式会社ビスコット(2002年創業・美容PR)読了:約9分

この記事でわかること

  1. 薬機法・健康増進法・景品表示法の3つの法律と規制の要点
  2. 標榜できない効能効果と、ダイエット表現を含むNG↔OK言い換え
  3. 機能性表示食品・特保との違いと、パッケージ等の表示のルール
この記事の結論 サプリ・健康食品は「食品」であり、疾病の治療・予防や身体の機能増強といった医薬品的な効能効果は標榜できない(薬機法)。加えて、虚偽・誇大な健康効果は健康増進法、優良誤認は景品表示法で規制される。インフルエンサーPRでも同じ。機能性表示食品・特保は届出・許可の範囲でのみ機能性を表示できる。これは化粧品の効能56項目の“食品版”です。
免責:本記事は一般的な情報提供であり、個別表現の適法性を保証しません。実際の広告は、薬機法・健康増進法・景品表示法・関連ガイドラインの原文および専門家・行政の確認に基づいて判断してください。

1関わる3つの法律

法律規制の要点
薬機法食品による医薬品的な効能効果(治療・予防・身体機能の増強等)の標榜を禁止。
健康増進法健康の保持増進効果について、著しく事実に相違する/誇大な表示を禁止。
景品表示法優良誤認(実際より著しく優れると誤認)・有利誤認・ステマを規制。

2標榜できない効能効果

一般のサプリ・健康食品は食品のため、次のような表現は医薬品的効能の標榜としてNGになりやすいです。

疾病の治療・予防

「〇〇が治る」「△△を予防する」「病気に効く」

身体機能の増強・変化

「脂肪を燃焼させる」「〇〇を強化する」「デトックス」

身体の部位への作用

「肝臓の働きを高める」「血液をサラサラに」

痩身・確実性の保証

「飲むだけで痩せる」「必ず効く」

3NG↔OK 言い換え表

NGになりやすい表現食品の範囲での方向性
飲むだけで痩せる健康的な食生活・運動と合わせた毎日の習慣に(効果は断定しない)
疲れが取れる/回復する忙しい毎日の栄養補給に(医薬品的効能は言わない)
免疫力を高める毎日の健康習慣・栄養バランスをサポートする一助として
関節の痛みが改善(機能性表示食品でない限り)身体変化・治癒を示す表現は避ける
シミ・シワに効く(食品では)美容目的の効能標榜を避け、栄養補給の文脈に

※方向性の例示であり、個別の適法性を保証するものではありません。商品区分(一般食品/機能性表示食品/特保)で可否が変わります。

4体験談・ビフォーアフター

効果を保証・暗示する体験談

「飲んだら〇kg痩せた」「〇〇が治った」といったもの。

ビフォーアフター

痩身・治癒を示すもの。

これらは、優良誤認・医薬品的効能の標榜となりやすくNGです。インフルエンサー投稿でも同様で、個人の感想であっても効果を断定・暗示する表現は避けます。

5機能性表示食品・特保との違い

区分機能性の表示
一般の健康食品・サプリ機能性の表示は不可(栄養補給・食習慣の文脈のみ)。
機能性表示食品事業者の責任で届け出た範囲の機能性を表示可(届出文言に限る)。
特定保健用食品(特保)国の許可を受けた範囲の保健の用途を表示可。
機能性表示食品・特保でも、表示できるのは届出・許可された文言の範囲のみ。PR投稿がその範囲を超えないよう、必ず確認します。

保健機能食品3種といわゆる健康食品の比較

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区分国の関与表示できる内容主な表示
特定保健用食品(トクホ)消費者庁長官の許可(製品ごとの個別審査)許可を受けた保健の用途(例:お腹の調子を整える 等)許可マーク、許可表示の内容
栄養機能食品国の規格基準に適合すれば許可・届出は不要基準のある栄養成分(ビタミン・ミネラル・n-3系脂肪酸)の、国が定めた機能の文言「栄養機能食品(成分名)」、栄養成分の機能、注意喚起、個別審査を受けたものではない旨 等
機能性表示食品事業者の責任で科学的根拠等を販売前に届出(個別の許可はない)届け出た機能性(届出表示)の範囲「機能性表示食品」、届出番号、届出表示、個別審査を受けたものではない旨 等
いわゆる健康食品なし(法律上の定義がない一般の食品)機能性の表示はできない一般の食品と同じ義務表示

出典:消費者庁「保健機能食品について」「食品表示基準」。機能性表示食品制度は2024年9月から健康被害情報の報告義務化などの見直しが段階的に施行されています。最新の要件は消費者庁の公表資料で確認してください。

6健康食品の広告で多いダイエット表現のNG↔OK

ダイエット(痩身)訴求は、健康食品の広告で問題になりやすい代表的な領域です。消費者庁の「健康食品に関する景品表示法及び健康増進法上の留意事項」では、「飲むだけで簡単に痩せられる」「使用後1ヶ月で−○○kg」「食事制限なしに」「わずか○○日で」「絶対」などが問題となるおそれのある表示例として挙げられています。また、「脂肪を燃焼させる」のような身体機能への作用は、医薬品的な効能の標榜となりやすい表現です。

NGになりやすい表現食品の範囲での方向性
飲むだけで痩せる/寝る前に飲むだけバランスのよい食事・適度な運動とあわせた、毎日の習慣づくりに
食事制限なし・運動なしでOK食事・運動を否定しない。生活習慣を見直すきっかけとして
1か月で−○kg/わずか○日で減量の数値・期間を示さない。続けやすさ(味・飲みやすさ・手軽さ)を伝える
脂肪を燃焼/脂肪を分解・吸収させない(一般食品では)身体への作用を示さない。カロリー・栄養成分など事実の情報に
体脂肪がつきにくい特保の許可表示・機能性表示食品の届出表示がある場合のみ、その文言の範囲で
デトックス/老廃物を排出身体の変化を暗示しない。素材・原材料の特徴を事実で紹介
絶対痩せる/誰でも簡単に効果を保証しない。「個人の感想です」の注記でも代替できない
お腹周りがスッキリ(部分痩せ)体型の変化を示さず、食生活のサポートとしての位置づけに

※方向性の例示であり、個別の適法性を保証するものではありません。置き換え食品等でカロリーを示す場合も、痩身効果を暗示しない見せ方が必要です。

インフルエンサーの「○kg痩せた」投稿や体型のビフォーアフターは、体験談の形でも痩身効果の表示と受け取られやすく、ダイエット訴求でもっとも注意が必要なポイントです。

7パッケージ等の表示のルール

広告だけでなく、容器包装の表示にもルールがあります。インフルエンサー投稿ではパッケージが写り込むことが多いため、PR担当者も基本を押さえておくと安心です。

食品表示基準の義務表示(加工食品の主な項目)

名称原材料名添加物内容量賞味期限保存方法食品関連事業者の氏名・住所栄養成分表示(熱量・たんぱく質・脂質・炭水化物・食塩相当量)アレルゲン

いわゆる健康食品の表示で注意すべき点

出典:消費者庁「食品表示基準」「食品表示基準Q&A」、消費者庁「健康食品に関する景品表示法及び健康増進法上の留意事項について」。

8PR表記(ステマ規制)

01依頼・商品提供
02インフルエンサー投稿
03#PR等を明示景表法・ステマ規制

依頼・商品提供に基づくインフルエンサー投稿は、#PR等の明示が必要です(景表法・ステマ規制)。付け方はステマ規制のPR表記の付け方を参照してください。

9チェックリスト

表現チェックまで、まとめて任せたい方へbiscottoの「オトナ世代PR」は、30〜50代女性インフルエンサーによるPRを、薬機法・景表法に配慮した表現ガイドラインの整備と#PR表記の徹底まで含めて一気通貫で代行します。
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?よくある質問

サプリ・健康食品の広告に関わる法律は?
主に薬機法(医薬品的効能の標榜規制)、健康増進法(誇大な健康効果の規制)、景品表示法(優良誤認・ステマ規制)の3つです。
サプリで「〇〇が治る」は言えますか?
言えません。一般の健康食品・サプリは食品であり、疾病の治療・予防や身体機能の増強などの医薬品的効能を標榜できません。
機能性表示食品・特保なら効果を言えますか?
届出・許可の範囲で、定められた機能性表示のみ可能です。一般のサプリとは扱いが異なり、範囲を超えた表現はできません。
体験談やビフォーアフターは使えますか?
効果を保証・暗示する体験談や、痩身・治癒を示すビフォーアフターはNGになりやすいです。食品の範囲で、効果を断定・暗示しない表現に留めます。
いわゆる健康食品と保健機能食品の違いは?
保健機能食品は、国の許可を受けた特定保健用食品、規格基準に適合した栄養機能食品、事業者が届け出た機能性表示食品の3種類で、認められた範囲で機能を表示できます。いわゆる健康食品は一般の食品で、機能性を表示できません。
ダイエット系の健康食品の広告で注意すべき表現は?
「飲むだけで痩せる」「食事制限なしで」「1か月で−○kg」「絶対痩せる」「脂肪を燃焼」などは、問題となるおそれのある表示や医薬品的な効能の標榜になりやすい表現です。食生活や運動とあわせた習慣の提案に留めます。
健康食品のパッケージに必要な表示は?
食品表示基準に基づき、名称・原材料名・添加物・内容量・賞味期限・保存方法・事業者の氏名等・栄養成分表示などが必要です。保健機能食品以外の食品に、保健機能食品と紛らわしい名称や機能性を示す表示はできません。

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※本記事は一般的な情報提供であり、個別表現の適法性を保証しません。関連法・ガイドラインは改正され得ます。最終判断は原文・専門家・行政の確認に基づいてください。